月光族

感性豊かすぎるお嬢さま雑誌『月光』始末記。LGBTの精神分析的説明など。

女の性的空想






「男がオナニーに女の写真を使うのだから、女もオナニーには男の写真を使うのではないか?」なんて考える人、いませんか?


実際にはこれは誤り。そんな事実はありません。「なんでそんなことが分かるのだ?」と疑問に思う人もいるかもしれません。


でも、実際に分かるのです。もし女がオナニーに男の写真を使う必要があったら、社会は敏感にそれに反応するはずです。つまり、「女のためのオナニー用写真集」なんていうのがAmazonで売っていて当然のはずです。でも、そんなのは売っていませんよね。


なぜかというと、そんなもの作っても売れないからです。お金儲けには目ざとい世の中ですから、売れるなら業者が放っておくはずがありません。でも私の知る限り、「女のためのオナニー用写真集」を売っているお店は、世界のどこにもないと思います。


フロイトがある国の文化や神話や物語に注目したのは、それが無意識を知る手がかりになるからです。さらにこの傾向が強いのはユングです。ユングは様々な物語を、無意識を探る手段として引用しています。


では、女のオナニー用グッズはないのでしょうか? それはあります。女子刑務所では鉛筆が貴重品、などという話を聞きますし、大人のオモチャ店には電動のおちんちんが売っています。


では、女はオナニーをするときに、電動のおちんちんを思い浮かべるでしょうか? そんなことはありません。では、太くて長くて硬い、本物のおちんちんでしょうか?


「太くて長くて硬いあなたの○○を、あたしの○○に入れて!」これは先輩から教わった、テレレのセリフ。なんていったら私の黒歴史がばれるうう。


じゃあ、ついでに言ってやろう。全国のテレフォンレディー、チャットレディーよ、聞け! 話上手であることがお客さんをつかむコツだって。カウンセラーみたいなこと言ってんじゃねー! お客さんはエッチなハプニングを期待して、高いお金を払って来てるんだぞ。それに見合ったサービスをしてこそテレレだろうが! お高くとまっていれば、サクラの評判が落ちるにきまってるだろうが。そんなやり口はほとんど詐欺だ。訴えられても文句は言えない。下ネタを避けて世間話で儲けようなんて、職業意識が低いもいいところじゃないか。男の期待する淫乱女を演じて、出会い系サイトの星になれ! そいから、画像見せるのはNGだよ。画像見せたら華麗な演出はできない。自分で自分の首を絞めるようなもんだ。ともかく、「いま何してる」と聞かれたら、答えはオナニー一択にきまってるだろうが! 十円玉をすり合わせてその音を出す。そんな基本も守れないのか!! 


うわ、どんどん黒歴史に突っ込んでゆく。本題に戻りましょう。


女はオナニーをするときに、おちんちんを思い浮かべるのでしょうか? だとしたら、ネットでおちんちん画像を送りつけられたら、女は喜ぶはずですよね。もちろん喜ぶはずないです。文字通りクソの役にもたたないからです。


女の性的空想に、他人やその一部が出てくることは、まずないのです。女に必要なのは、他人やその一部などではなく、自分自身なのです。


つまり、オナニーをしているときには、自分自身の体が空想のスクリーンに映っているのです。「女は海 好きな男の腕の中でも 違う男の夢を見る」という歌がありましたよね。つまり女の空想のスクリーンには好きな男がぼんやりと映っているかもしれないけれど、それは好きな男じゃなくても、違う男でも、ほとんどどうでもいいということです。


「男に触られたい?」と聞くと女は「好きな人なら・・」と答えますが、その好きな人がオナニー空想のスクリーンに映っているわけではないのです。


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